虫歯治療などで詰め物や被せ物を新しく装着した直後の歯は、
実はとてもデリケートな状態にあるのをご存知でしょうか？

特に奥歯に新しく被せ物を入れた直後などは、接着剤が完全に固まっていなかったり、
歯自体に一時的な刺激が残っていたりするため、食事に少し注意するだけで、
治療した歯を長持ちさせることに繋がります。

広島市佐伯区で治療を受けた皆さまが、安心して普段の生活に戻れるよう、
治療後に避けるべき食べ物と、おすすめの食事について、クイズ形式で楽しくご紹介いたします！

1. 治療後の歯がデリケートな理由と「食べてはいけない」期間

なぜ治療後1〜2日は特に食事に注意が必要なのでしょうか？

■ 被せ物・詰め物の「接着」が完了するまで

新しく装着した被せ物や詰め物は、専用の接着剤（セメント）で歯と固定されます。
この接着剤が、完全に硬化して最大の強度を発揮するまでに、
数時間から最大24時間程度かかるものがあります。

この接着が不安定な期間に、強い力がかかったり、粘着性の高いものを食べたりすると、
被せ物や詰め物が欠けたり、外れたりする原因になってしまうのです。

■ 歯や歯茎の「炎症」が落ち着くまで

また、虫歯を削った後の歯の内部や、歯茎にも一時的な炎症や刺激が残っていることがあります。
硬いものを強く噛み砕く行為は、このデリケートな部分に強い衝撃を与え、痛みが長引く原因になる
可能性があります。

治療後1〜2日は「やわらかい食事」を意識することが、治療箇所を長持ちさせる一番の心がけです。

2. ＼クイズ／治療直後に避けるべきNG食材はどれ？

次のうち、治療後1〜2日の間に特に注意して避けるべき食べ物は何でしょうか？

… 正解は D. 全て です！

これらは特に治療後のデリケートな歯に負担をかける「硬いもの」または「粘着性の高いもの」の
代表格です。それぞれの危険性を見ていきましょう。

■ 要注意！避けるべき食べ物とそのリスク

1. 硬いもの（せんべい、フランスパン、氷など）
   • リスク: 強く噛み砕く力が必要なため、新しく装着した被せ物に強い衝撃を与えます。これにより、被せ物が割れたり、欠けたりする原因となります。また、自身の歯にも過度な負担をかけます。
2. 粘着性の高いもの（ガム、キャラメル、お餅、ハイチュウなど）
   • リスク: 接着が安定していない被せ物を引っ張って外してしまう最大の原因です。特に仮詰めや仮歯が入っている場合は、すぐに外れてしまう可能性が高くなります。
3. 細かいカスが出るもの（ナッツ類、ポテトチップスなど）
   • リスク: 治療した部分や歯茎の境目に細かい破片が入り込み、炎症の原因になったり、詰め物の下に入り込んで不具合を引き起こしたりする可能性があります。

3. 治療後の歯と身体に優しい「おすすめの食事」

治療後1〜2日は、「噛む回数が少なく済む」「やわらかい」「刺激が少ない」食事を選びましょう。

まとめ：小さな心がけが、歯の健康を守る大切なポイントです

せっかく治療した歯も、直後の食事に少し気を配るだけで、長持ち度が大きく変わります。

被せ物をつけたばかりの奥歯は、治療を受けていただいた皆さまの大切な財産です。

治療後のデリケートな期間を優しく乗り越えて、健やかな食生活を送りましょう。
ご自宅でご不安なことがあれば、いつでもえみたす歯科・矯正歯科にご相談ください。


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